大学1年生の頃、お姉ちゃんに喧嘩で普通にボコられた話。
兄や姉を持つ皆さん。
彼奴らの理不尽さと凶悪さはZ劇場版のブロリーをも凌ぐと思いませんか?
こんにちは。カメックス好きのポケモンブログ管理人のおティーです。
もうね。姉という悪魔には本当に太刀打ちできないんですよ。
一生勝てません。解決策はありません。復讐を目論む全国の弟や妹諸君。
今すぐに諦めてください。
そう思った出来事の1つが、「大学1年生の頃、お姉ちゃんに喧嘩で普通にボコられた」話です。
口喧嘩ではありませんよ。普通に拳でぶん殴られて敗北しました。
以下ではその詳細を語らせていただきます。
これを見ることにより、なーんにも得るものはありません。
思い出すだけです。ヤツらに支配されていた恐怖を・・・。
目次
- あの悪魔さえいなければ・・・・。
- オレは強いのだ。
- 「もう、あの頃のオレとは違う・・・。」
- が、2歩も進まない内に後頭部へ強い衝撃を感じた。
- ボクの目の前には見たことのない鬼ババアが居た。
- ようやく自分の非を認めたのである!!!!!!!!!!!
- <終わりに>
大学1年の3月。大学に通い始めて1年が経とうとしていた。
高校時代の半分を引きこもり通信制高校生として過ごしていたボク。
大学デビューする為に入部したテニス部のグループLINE。
そこでしたボクの発言が何故か部長等を怒らせたようで、個人LINEでめちゃくちゃブチギレられた。
逆ギレして1週間でバックれてやったぜ。
あれからもう1年か・・・。
春休み期間ですっかり平和ボケし、実家でぬくぬくと引きこもり気味に過ごす。
快適だ。
あの悪魔さえいなければ・・・・。
奴はいつも台所に居る。
食事をしていなくても。
音楽を聴く為。勉強をする為。換気扇の近くで煙草を吸う為。
自分の部屋よりコイツは台所をやたらと気に入り根城にしていやがる。
もうお分かりだろうが奴とは姉だ。
オレは姉が心底苦手だった。
子供の頃は仲が良かったようだが、高校生以降は言い争い以外でまともに話したこともない。
いくら引きこもり生活をしていても、食料を獲る為に台所へは立ち寄らなくてはならない。
この時、オレは洗面所に用があったのだが、その導線に台所も姉も存在していた。
「うぜぇな・・・。」
多分、この時も口に出していた。
最早なにが原因かも分からないが、この日も前日に姉と揉めたのだろう。
姉は花より男子の小栗旬みたいなしたり顔でご機嫌に煙草をふかしている。
なんでこの生き物はこんなに気持ちの切り替えが早いのだろう。
前日に死ぬほど揉めても翌日にはケロっとして小栗旬。
こっちはムカついて夜も12時間しか眠れてないというのに。
ボクは身体が弱いから煙草を吸えないという点も考えると、ますます生意気な態度だ。
今、家にはコイツとオレと、犬1匹。
なるほど。
つまりオレと姉が揉めた際に、要領と容姿の良いコイツに味方をする母親は居ないという訳か。
コミュ障のオレと違い、コイツは普段から親へ愛想良く振る舞うからな。
小学生の時、モスでハンバーガーを食べていたらまだ半分も食い終わらない内にコイツに食われた。
しかし、何故か母親は食べるのが遅いオレを叱ったのだ。
許せねぇ・・・。
だが、オレももうすぐ19歳だ。
口でも力でも勝てなかったあの頃のオレとは違う。
オレは強いのだ。
今日のオレはいつもと違う。
何かが、違う。
洗面所に向かう途中
オレは自分から姉に口喧嘩をふっかけた。
何て言いだしたかは覚えてない。
だって、どうせいつものようにしょうもないんだもの。
兎に角オレは応戦した。
果敢に奴へ挑んで行った。
姉という存在は過去のトラウマそのものだ。
弱かった頃の自分を思い出させる、象徴とも言えるべき存在だ。
そしてとうとう、オレは姉の煙草にブチ切れることにした。
「お前なぁ!!!!いっつもなぁ!!!!!!ボクがなぁ!!!!!!!!!ご飯食うてる時になぁ!!!!!!!!!
そこになぁ!!!!!!!!座ってなぁ!!!!!!!!!!煙草吸うとるやろ???!?!?!!!!!!!!
あれなぁ!!!!!!!!ホンマなぁ!!!!!!!臭いしなぁ!!!!!!!!邪魔やしなぁ!!!!!!!!!やめろアホ!!!!!!!!!!!!!!!」
オレはかなりの神経質なので晩飯は1人の空間で食べなくてはならない。
周りの扉は閉め切って、換気扇すら切らないと落ち着いて食事が出来ない。
そんなオレをいつも邪魔するのがコイツだった。
一見、これはオレの自己中心的な意見に思えるが実は違う。
家族で唯一の喫煙者でありヘビースモーカーなコイツを、母親も何かと注意してはいた。
非喫煙者に対する配慮は持つべきなのに、共用の空間でいっつもいつも台所でスパスパスパスパ・・・・。
煙草の話題は、姉の弱点なのである。
もう「はいはいw」と返す余裕がなくなってきた姉。
次第にヒートアップし、今にも根性焼きをしてやろうかと言わんばかりの迫力だ。
が、オレはめげずに執拗にキレ散らかしてやった。
お前は知らないだろうが、オレは普段から2ちゃんねるで口喧嘩をしている。
全盛期には連日で必死チェッカー1位を獲ったこともあるんやぞ。
なんと、今回は俺が優勢であった。
敗北を認められず灰皿の前でキレる哀れなニコチンパンジーを背に、オレは勝利の洗顔を決める為に洗面所へ向かう。
「もう、あの頃のオレとは違う・・・。」
確信した。
ちょっと論理的に展開すれば、オレはいつでもコイツを論破出来るのだ。
そんな勝利者の背に向かって、情けない敗北者はこう捨て台詞を投げかけた。
「お前、そんなんやからテニスサークルでも怒られんねんで?????????」
キレた。
ボクの体の中で何かがキレた。
決定的な、何かが。
だが、オレはジョナサン・ジョースター程に紳士ではない。
むしろ、遅れてやってきた反抗期真っ只中に居た。
オレは、決して言ってはいけない言葉を吐き捨てる。
「死ねよ・・・。」
これに関しては未だに反省している。
どれだけ感情的になってもこういった類の言葉は言ってはならないのだ。
増してや、いくら憎くても血を分けた肉親に。
取り返しのつかない自身の発言に震えながらも、オレは洗面所へ歩みを進める。
が、2歩も進まない内に後頭部へ強い衝撃を感じた。
うーん。これは懐かしき鉄拳制裁である。
小さい頃は玩具の取り合いかなんかでよくボコられてたっけ。たはは・・・。
なんて感傷に浸る暇もなくオレは髪を掴まれ引きずり回されていた。
ボクの顔面に、容赦のない姉の拳が降りかかる。
残念でもないし当然だ。むしろこのまま大人しくボコられるべきである。
しかしオレは、もうコイツに負けてはならないと誓ったのだ。
拳を握りしめた。
そして、今まで喰らってきた何万発もの恨みをこの一撃に託した。
予想に反して、姉は吹っ飛んだ。
姉は女性の中でも細身な方だし、オレ自身も身体は成長していた。
戸惑いと安心に身を置けたのも束の間。
ボクの目の前には見たことのない鬼ババアが居た。
誰かが言っていた気がする。
「喧嘩っちゅうもんはな。力でするもんちゃうねん。
ここや、ここ。(胸に親指を当てながら。)」
身体は成長しても、心はあの頃のまんまだった。
いつの間にか『オレ』は『ボク』になっていた。
数多の掌底や握り拳を喰らいながら、遠のく意識の中でボクは思い出していた。
『弟』としての本能を。
小さい頃からそうなのだ。ボクは姉には敵わない。
プライドに懸けてやり返す気持ちも過ったが本能が拒絶させた。
それに、さっきの姉の顔・・・本当に恐ろしかった。
戦いの舞台は台所だ。もしこれ以上刺激すれば包丁すらも飛び交うんじゃないか・・・?
弟としての本能を思い出したボクは、この戦いの終わらせ方も思い出していた。
ボクは泣いた。
引くほど号泣していた。
実際、姉もドン引きしていた。
19歳の男性としては不正解な行動だったかもしれない。
しかし、『弟』としてはこれが大正解なのだ。
これをすれば、オカンが味方についてくれる(可能性が高まる)。
と、思ったけどオカンは留守にしていたのを思い出した。
ボクは洗面所で泣き顔を洗いながらこう叫んだ。
「お前なぁ・・・・ヒック
目に当たったやんけェ・・・・ウウウウ ヒグッ
ボク目ェ悪いのにさァ・・・ウウウ これでもっと悪なったらどうすんねん・・・」
家族で唯一、ボクは視力が悪い。
その共通認識を利用し、姉の良心をエグりにいく会心の言葉だ。
我ながらとんでもない弱者ムーヴである。
しかしながらボクの作戦は成功した。
姉は
ようやく自分の非を認めたのである!!!!!!!!!!!
流石にやり過ぎてしまったことを言いながらイソイソと目薬やらなんやらを出そうとしてくれた。
本当は目に当たってないので目薬は拒否した。
その後、リビングのソファーで愛犬に慰められるボクの横へ姉が来た。
姉は言った。
先月、飼い犬(もう1匹、実家で柴犬を飼っていた。)が亡くなったばかりであの発言は許せなかったこと。
子供の頃は仲良く出来ていたのに、ボクの態度が悲しかったこと。
テニス部の部長から晒し上げに遭った時、悩むボクが久しぶりに姉を頼ってくれたことが嬉しかったこと。
表には出さないが、姉はいつもボクを気にかけてくれていた。
高校を中退し、通信制高校へ通ったボクは地元で孤立した。
姉のバイト先には、前の高校でボクと一緒だった奴が、ボクに関する根も葉もない噂を流して面白がっていたらしい。
そんな奴にも、姉は直接注意してくれていた。
いつも悪口しか言い合わない姉弟だったが、姉は1度もボクの陰口だけは言わなかった。
こんなにクズでどうしようもないのに、ただ弟であるというだけで、いつも味方で居てくれた。
ボクはただ泣くことしか出来なかった。
姉からの言葉を一方的に聞きながら、19歳にして頭を撫でられベソをかいていた。
<終わりに>
あれから6年。
どうやら、姉はもうすぐ結婚をするらしい。
今でもボクは、姉に対する恐れや遠慮を持っている。
稀に実家に帰ってきた時に姉は気さくに「よう!おティー!」と挨拶をしてくるが
「ンッ」としか返せない。
しかしまぁ、子供の頃一緒に遊んだ思い出やらで、きっと心はどこかで繋がっているのだろう。
今度、直接言えるか分からないがボクの今の気持ちはこうだ。
「結婚おめでとう。
あの時ボクをボコってくれてありがとう。
幸せになれよ。」
『大学1年生の頃、お姉ちゃんに喧嘩で普通にボコられた話。』 完。
これはポケモンブログのつもりでしたが、たまーにこうやって過去を振り返るのも良いものですね。
文章にするといろいろ整理され、自分という存在の指針がどこへ向くのか明確になる希ガス。
ポケモン対戦においても、『軸』というのは重要ですからね。
これで来期もレート2000か・・・。
ニコニコ動画ですが、フォロワー数が200人くらいまで行ったら
雑談放送も定期的に行いたいと思います。現状はポケモン関係のライヴとビデオばかりですが。
https://sp.nicovideo.jp/user/57643415
こちら陳腐なネタで日常を投稿するtiktok
こんなクズですがたまーに活動を覗いてやってくだせぇ。
ブログもちまちま更新しますわ。
チャオ。